2009年7月 5日 (日)

顧客06

タイトル上は、お客様の話のようですが、結論的には私の自画自賛の話になりそうな事を予告しておきます。(笑)

先日、木曜日の13時頃の事です。
商店街で乗られた80歳を過ぎていると思われるお婆ちゃんのお客様が自宅と思われる目的地を指示されました。

私のタクシー営業エリアは、横浜駅と新横浜駅の中間辺りを四方八方に巡回走行しているのですが、昼前後や夕方には買い物帰りの人をターゲットとして、特に各所の商店街を巡回しています。
商店街の周辺には古い住宅街が密集しておりまして、古い住宅街ですから道幅も狭く、また丘陵地帯でもありますので、重い買い物袋を持って、坂道を上がるのは若い人にとってもつらいことですが、特に高齢者にとっては想像以上に負担となるらしいのです。

網の目状になった狭い道路を右に左に指示されるままに走行していきます。
時には、2~3度、ハンドルを切り返さなければ通れない道もあったりで、そういう時に限って対向車があるものでして、素人の対向車には手招きで、「このようにすれば速くにすれ違えるよ!」などと、通常とは違う右側走行ですれ違ったりして、できるだけ停止状態が無いように努力しています。
特に対向車が女性の場合には、「バックするのも怖い」という思いで、停止したまま途方に暮れているドライバーもおられるのですが、こちらは仕事中ですし、お付き合いしている暇もないので、仕方なく指示する形になるのです。

さて、そんなこんなで、いよいよお婆ちゃんの家の近くに来ました。
客 「この街路樹が途切れた所で、右側に茶色い壁が見える家が私の家なの。その前で止めてくださいね。」
私 「はい、わかりました。。。あ、このおうちですね?」
客 「そうそう、そこでいいわ!おいくら?」

このような形で、無事に到着しました。
私は車を止める時に、右側の家もチラッと見たのですが、新築して何年も経ってないような新しい家でしたが、ドアが幾つも見えましたので、木造のアパートなのかな?」という感じの印象を持ちながら、お婆ちゃんが降りやすい場所に停車しました。
そして、料金をいただき、領収証をお渡ししながら、「お忘れ物無いようにお願いします。どうも、ありがとうございました!」と言い、後部座席の忘れ物が無い事を確認し、ドアを閉めると、乗務記録簿に記入し、お婆ちゃんが車の後ろの道路を横断するのを確認して、車を発車させました。

しばらく、走行して商店街の方へ戻っていくと、若い女性が手を挙げました。
腕にはバイオリンを抱えています。
正確に言うならばバイオリンではなく、バイオリンケースを抱えているのですが、20代後半の女性ですから、中身はやはりバイオリンと考えるのが妥当であり、ケースの中には分解式機関銃がセットされていると考えるのは映画の見過ぎというものでしょう。(笑)

乗車されるなり、彼女は最寄りの駅を指示され、私は出発しました。
すると彼女が驚いたように、「あら?お金が落ちてますよ!」と言いました。
私が「え?そうですか?」と受けますと、彼女は運転席側に手を伸ばして私の手のひらに入れてくれました。
お金は、硬貨2枚でして、10円玉1個と500円玉1個でした。
私はとっさに「あ!先ほどのお婆ちゃんですね。後ろで硬貨の音をさせてましたので、置いてっちゃったんですね。ご自宅が判ってますから、この後、お返ししておきます。」と言い、ほどなくして彼女を駅前で降ろしました。

今度は、そのまま先ほどのお婆ちゃんの家に向かったのですが、向かいながらも、先ほどの記憶ですとアパートのようでしたから、果たしてお婆ちゃんの家が何処の部屋であるのか判るか?が、不安でした。
判らなかったら、どうしようかと思いながら走行していたのですが、正直な話が、これが10円や20円でしたら、簡単に諦められるのですが、500円玉というのがネックですね。
しかも、落とし主がはっきりしているので、尚更、没収するわけにもいきません。(笑)

以前にあった事ですが、後部座席の足下に100円玉が1個落ちていた事がありました。
これを発見した時は、帰庫して洗車していた時でしたので、どのお客様が落としたのかも皆目判らずでして、申し訳ありませんが没収させていただきました。(笑)
私は、不要と言われる以外のお客様には必ず領収書をお渡ししてますし、領収書には私の車の番号の「577号車」という文字が記載されてますので、落とされたお客様から会社の方へ連絡が入れば、その時点で返却すれば良い事ですからね。

しかし、今回のように落とし主やお住まいが判っているのに返却する努力をしないのは犯罪行為でもありますので、とにかく、行くだけ行ってみようと思ったのです。
現場に到着すると、確かにアパートのようでしたが、右脇の一角が立派な門になっており、いわゆる建て主の自宅付きのアパートのようです。
これで、先ほどのお婆ちゃんが建て主の家族でしたなら、きっとおられる事と半ば安堵してインターホンを押しました。

インターホンに出られた女性は、「今、行きます!」と用件も聞かずに玄関から出て来られるようです。
玄関から、お婆ちゃんが怪訝な顔をして出てこられたのですが、実は、私も先ほどのお客様の顔をはっきりとは記憶してないのです。
お客様が乗ってこられる時には、後ろを振り返り、お客様の顔を見てご挨拶した後、行き先を確認してから出発するのですが、それも一瞬の出来事ですし、後は降車される時の挨拶時にも顔を見るのですが、正直な話が余程に特徴の有る顔でない限りは、記憶に留める事は無いのです。
乗車時や降車時も、どちらかと言えば、ドアの開閉時に足を挟んだりしないかを気にしてますので、顔を一瞬見た後は、挨拶をしながらもドアを閉めるタイミングを見るために、お客様の足下を見ています。
決して、ミニスカートだからとかではなく、(笑)真面目に見ているのです。。。だから、股間じゃなく、足下をね!

お年寄りに多いのですが、乗車されて後部座席に腰を落とされても、まだ足だけ外に残っているケースが多くあります。
足が自分の思いのように動いてくれないようでして、右足を車内に入れ、左足を入れようとするのですが、思うように上に上がらず、手で持ち上げるようにして中に入れる方もおられます。
お客様も乗務員の気持ちを察してか、「ごめんなさいね。足が悪くてすぐに乗れないのよ。」などと弁明されますので、私は、たとえ後続の車が渋滞していようとも、「大丈夫ですよ。ゆっくりで結構ですからね!」と言ってあげます。
ここで、十数秒焦ったところで意味ないのに、タクシーがドアを開けている状態が何をしてるのか判っているだろうに、心ないドライバーは後ろからクラクションを鳴らしたりします。
私も、そういう意味では神経も図太くなってきまして、クラクションを鳴らされても、お客様には「ゆっくりで大丈夫ですから!」と声を大きくして話しかけてあげます。(笑)

心ないドライバーって本当におります。
先日も、一方通行で歩道の無い、人が車道を多く歩いている商店街を、接触しないように、ゆっくりノロノロ運転で走行してましたら、前方から白い杖を持った盲目のハイティーンのお嬢さんと、そのお母さんらしい女性とが、ゆっくりこちらに向かって来たのに気がついたのですが、その直後、私の直前を走っていた一般車が、彼女らが歩くのを阻止するかのように車を左に寄せ、停めたのです。
その運転手は、何か買い物をする為に違法駐車したようでしたが、それ自体も違法行為ですが、何故、障害者の歩みを阻止するような状況で駐車したのか理解できない思いで、私ははらわたが煮えくり返る思いをしたのです。
自分の事しか考えない、その行動に、やりきれない思いでした。

また、話は違いますが、2ヶ月前位に、長振り袖のお嬢さんをお乗せした時の事です。
総絞りのような振り袖がとても長く、ドアを閉める前に私は意識して「ドアを閉めますが、振り袖の袂は大丈夫ですか?」と、確認しました。
彼女も、袖を引きながら「はい!大丈夫です。」と答えてくれましたので、私はドアを閉め、出発したのですが、しばらく走った所で、彼女が、「あら?袂が、挟まってるみたいです~!」
普段、着慣れてない振り袖を着た為に、彼女の予想以上に袂が長く、まだ引き上げが足りなかったようでした。
私は、会社の研修で、「染み抜きなどの弁償をさせられるケース」なども聞いておりましたので、慌ててドアを閉め直し、袂を抜いてもらったのですが、お客様が神経質で無かったので、事なきを得たのでした。

え~。。。話が横道に逸れましたので、元に戻します。(笑)

「あ、こんにちは!あの、先ほどタクシーに乗ってこられたお客様ですか?」と、私の第一声!
お婆ちゃんは意味が良く分からないようでして、「タクシーは頼んでませんよ。」と。
これは話が長くなりそうだとの思いを感じながら、「いえ、そうではなくてですね。私はタクシーの乗務員なのですが、先ほど、私のタクシーにお婆ちゃんは乗ってこられましたでしょうか?」
私は、話しながらも、なんだか可笑しくなってきました。こういう場合、なんという言い方をしたら理解できるのか、お客様が若い女性ならば、私の顔を忘れるはずは無いのでしょうにね?(笑)

そのうちに、お婆ちゃんは言いました。「私は、今、タクシーに乗って帰ってきたばかりなんですよ。」
「それです!そのタクシーを私が運転してたのです!」私は、ようやく話の糸口がつかめた思いで、一気に話しかけました。
「お婆ちゃんが降りられた後に、後ろの座席に、このお金が落ちていたのですが、これ、お婆ちゃんのお金ではありませんか」と言い、510円のお金を見せると、ようやくお婆ちゃんは理解してくれたようで、「ああ、私、お金を数えるのに、座席の上に出したから、忘れちゃったのね?」
私は一件落着した思いで、お婆ちゃんにお金を渡すと、「それでは失礼します!」と、一礼して車に戻りました。
お婆ちゃんは、笑顔でしたが、まだボウッとした感じで見送っておりましたが、私としては、無事返却することができてホッとしたのでした。

転職前の仕事とまるっきり違う事が多く、戸惑いも多く生じています。
一日に一人くらいの割合で、1万円札を出されるお客様がおられます。
数千円の乗車料金でしたら仕方ないのですが、だいたいが初乗り料金の710円でです。
それも、朝の通勤時間帯に多く、お客様も私の方も忙しいさなかです。
乗務員になりたての頃は、まず9000円の札を数えてから、お客様に渡し、「ご確認願います!」と言っていたのですが、会社の研修で、会社に電話がかかってきて、釣り銭が1000円足りなかったと言ってくるケースがあるので、お客様の目の前で数えるように!と、乗務員に指導があってからは、自分で数えてから、手を高く上げて、もう一度、声を出しながら、「1.2.3.4.5.6.7.8.9!まず、9000円のお返しです。」と手渡してから、残りの290円を硬貨でお返しする遣り方をしています。

会社の方でも、そうした電話に対しては、「申し訳ございませんが、お客様は降車時に了解して釣り銭を受け取られたと思いますので、改めての返却には応じかねます。」と答えているようですが、乗務員に対しては、このような電話が来ないようにしてもらいたいとの事でした。
今は、稀にみる不況の中ですから、タクシー強盗などの事件も留まる事がないのですが、最近、飛鳥グループ管内で多発している「タクシー釣り銭詐欺」に、迎車依頼による釣り銭泥棒というのがあります。

タクシーの迎車依頼というのは、自宅など、自分の居る場所にタクシーに来てもらい、目的地まで乗って行くという方法でして、迎車料金300円が乗車料金にプラスされるのですが、自宅などからタクシーを拾える場所まで歩くのが面倒だとか、病人や体調不良の方が病院に行く為とか、豪雨で濡れるのがいやだからなどの理由で、迎車依頼するのです。
依頼を受けた会社の無線室では、GPSによりコンピューターが依頼者の場所に一番近いタクシーから順次呼び出していき、最初に呼び出された乗務員が「了解」ボタンを押せば、無線機の画面に表示された住所を頼りに、速やかに向かうというシステムで、お客様の待ち時間も短時間で済みますので、タクシーを拾う手間を考えたら300円も安いというものです。
無線配車を受けるかどうかは、乗務員側からも登録制で優先順位が決まるので、私も朝の点呼の時に、無線配車表に登録しております。
無線配車のお客様は長距離が出る事が多いので、営業収益の増加にも大きな影響を受けます。

ところが、これを悪用する者が出てきたのです。
その手口としては、会社に迎車依頼をします。
「○○マンションの○○号室の○○と申しますが、到着したら、マンション入り口のインターホンで呼び出してください」というものです。
通常、電話を受けると、相手の電話番号が会社のモニターに映し出されるのですが、当然のごとく、「非通知」になってます。そして、常連客ではなく、初めてのお客様。

この迎車依頼を受け、無線配車されたタクシーが行き、マンションのインターホンを鳴らしても、お客様は不在であったり、迎車依頼してないと断られてしまいます。
タクシー乗務員は不審に思いながらタクシーに戻ると、釣り銭が全て無くなっているという泥棒の手口です。

ひどいですよね。
釣り銭は、乗務員の個人負担金です。
賃金も安いのに、その上、釣り銭まで持って行かれたのではどうしようもないですね。
対処法としては、車から降りる時は、釣り銭も持参するとか、エンジンを切って鍵をかけるとかしか無いのですが、迎車の場合は、玄関先に車を着けると、後部座席の外に立ち、ドアサービスするのが基本ですから、いちいち鍵をかけたり開けたりするのも、面倒ではあります。
ここで言うのも変ですが、低賃金タクシー乗務員の釣り銭を狙うのは、どうか勘弁してもらいたいです。

さて、最後になりましたが、先週月曜日から実行してます「平日の晩酌を止める」プロジェクトですが、金曜日まで、無事遂行できまして、結果も良好であります。
寝酒を飲む時間が早いので、意識がはっきりしている時間も短いのですが(笑)、それでも、今までと違って、2時間以上は本を読んだり、色々な事ができますので、今後も続けて行こうと思っております。
酒量も、「晩酌をして寝酒までする」今までの量に比べますと、約半分で済んでます。(寝酒が多過ぎだ!(笑))

おかげさまで、「自己嫌悪」のタイトルの時に比べますと、だいぶ元気も出てきましたので、また明日から頑張ろうと、今は思っております。
皆様におかれましては、いつも励ましていただきまして、本当に、ありがとうございます!
これからも、よろしくお願いいたします。。。ね?(笑)

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2009年6月28日 (日)

一念発起

一念発起(いちねんほっき)=悟りを開こうと固く決心すること。
新たに事を思い立って始めようと思ったり、また、改めようと固く決意して努力すること。
「一念発起菩提心(いちねんほっきぼだいしん)」の略。

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昨日の土曜日は、仕事に出ておりました。
私の乗務員契約は、E型賃金契約での昼間毎日勤務(略して「昼日勤」)というものでして、午前8時から午後4時までが勤務時間となっております。
実際には、午前7時から午後6時頃まで働いているのですが、夜間毎日勤務(略して、「夜日勤」)さんがいる時は、同じ車を交代する為に、午後4時までに帰庫しなければなりません。

そして、一ヶ月間で22日間は就労しなければならないのですが、賃金の締め日が29日という変わった日の設定の為に、一ヶ月間は30日から翌月29日という事になり、月曜日から金曜日までが基本的な就労日なのですが、月によっては、そのままですと21日間しか働けない為に、その場合の月は、最終土曜日を就労日として合計22日間とするのです。
そのような理由から、昨日は仕事をしてきたという訳でした。
お暇な方は、どうぞ、計算してみてください。

さて、表題の「一念発起」でありますが、まあ、いつものように、たいした事ではないのですが、私のブログの場合、たいした事ない記事を没にしてしまうと、ブログ自体の存続の危機を迎えますから、だいたいが、オーバーなタイトルを付けて中身の薄い記事という、スポーツ新聞みたいなもんです。
「スポーツ新聞みたい」だなんて言うと、その関係者からクレームが来そうですが、まあ、当たらずも遠からずという事ではないでしょうか?

もっとも、「たいした事ない」とは申しましても、それは「皆さんにとっては」という意味でして、「私にとっては」、結構、決断の要ることでした。
今回、一念発起した事と言いますのは、「平日の晩酌を中止する」という事です。

お酒好きな方が聞きましたら、ちょっと、衝撃的な事でしょ?

前回の記事「自己嫌悪」では、多くの皆様から優しい言葉をかけていただいたり、温かい心を感じさせていただき、とても、心安らぐものがありました。
コメントは無くても、心配してくださった方もおられたと後で聞きまして、本当に、心から御礼申し上げます。
どうも、ありがとうございました。m(_ _)m

最近の私は、確かに、表面的には「男性の更年期症状」とか「うつ症状」的な感じも、まったく無いわけでは無く、自分でも良く解らない感じでして、仕事においても、ただひたすらノルマを稼がなければという強迫観念に襲われておりました。
毎日の生活も、朝4時前には起きてシャワーを浴び、仕事の支度をして朝食を摂り、出勤すると点呼を受け、始業点検をして出庫。
夕方帰庫すると、洗車して記録簿を作成し、納金作業をしてから帰宅。
帰宅するとシャワーを浴びて着替えますと、じきに夕飯となり、食事をしながら晩酌をして、家族と話をしながらも9時頃には眠くなり、歯を磨いてベッドに入ると読書をするのですが、ものの1ページも読まないうちに熟睡状態という一日でした。

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もっと簡単に言いますと、最近の自分は「仕事をして、晩酌して、寝る!」という毎日でした。
転職前は、晩酌しても、それなりに「自分の時間」というものを楽しめていたのですが、今の仕事になってからは、前述のような感じになってしまったのです。
仕事中は、ろくに休憩も取れない精神状態ですから、想像しますには、「毎日の生活に余裕が無い精神状態」でして、心身共に疲労しているのだろうと思われます。
(「転職前は、ろくに仕事をしてなかったのでは?」と、問い詰めるのは、やめてください!)
ですから、以前に比べて、それほど深酒しているとは思われないのですが、その疲労感の為に、すぐ寝たくなってしまうのだろうと思ったのです。

仕事の内容につきましては、すぐに改善できる状態ではないので、他の部分で何か改善できないものだろうか?と考えたとき、思いついたのが「平日の晩酌中止」でした。
酔わなければ、夕飯をとったからといって、すぐ眠くなるとは思えませんから、その後の1~2時間は、自分の時間を持てるのではないかと思ったのです。

もっとも、夕飯が終わったからと言っても、すぐに席を立つわけにもいきません。
夕飯が終わると、すぐに席を立つのがポンパの実母のバッタです。
そして、次男のカピバラが同居してますが、カピバラも早めに席を立ち、それぞれの部屋へと行ってしまいますから、そこで、私も追随して席を立ってしまいますと、ポンパ一人が取り残された状態になってしまうので、それも可哀想ですので、だいたいが、ポンパと話しながらテレビの番組が変わる9時頃に、「さて、もう寝ましょうか?」という感じで、別れるのです。
ね?私も、少しは気を遣っているのですよ!

そこからが、本当の意味での私の時間なのですが、転職前には「自分の時間」を楽しんだわけですが、今は、歯を磨くと向かう場所は椅子ではなく、ベッドの上です。
そして、本を読むのですが、ベッドに横になったが最後、カウント10を数えられても、すでに再起することはできません。
完全にノックアウトダウン状態です。
そこで、これではいけないと思いまして、一念発起したのです。

もっとも、「平日の晩酌中止宣言」をしたと言っても、あくまでも「晩酌」の中止という意味ですから、詭弁を弄する訳ではありませんが、寝る前にベッドで飲む、いわゆる「寝酒」は、「有り」です。
調子に乗って言ってしまうと、休日の朝の「起き抜けにベッドの上で、キンキンに冷えた缶ビール一気飲み」も「有り」です。

。。。ダメだ、ダメだ!こんな言い訳ばかりしてたんでは、まだ酒に未練が残ってる!

よし!とりあえず今夜は飲んで、月曜日の夜、もう一度考えてみよう!

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椿の実~♪

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2009年6月20日 (土)

自己嫌悪

自己嫌悪(じこけんお)=自分がいやになること。
自分で自分に、いやけがさすこと。

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最近、自分の言動に自信が無くなってきた。

私の言った言葉で、多くの人が傷ついているような気がして、なんとなく憂鬱な気分になってしまう。
一番の犠牲者は家族だろう。そして友人知人、親しいブログフレンドへのコメントなど。。。

妻のポンパには長い間、苦労をかけてきたが、転職後は更に苦労の連続技だ。
それを十分に承知の上でも、日常会話では、つい反論したり言い返したりしてしまう。
ポンパが、「怒ったの?」と聞く。
私は、「怒ってなんかないよ!」と言う。
それでも、怒っているように聞こえてしまうのは、きっと、語気が強かったりしてポンパの気持ちを動揺させたり、傷つけているからなのだろう。

また、複数の友人が、私の転職後の様子から、きっと慰めようとしてくれて、「今度、会いに行くから!」と、メールをくれるのだが、「今は会う気になれないから、来なくてもいい!」と、冷たく言い放つような返信をしてしまう。
同じ意味でも、もう少し言い方があるだろうに、なんで、こんな書き方をしてしまったのだろうかと後で後悔するのだが、山本リンダではないけれど、「もう、どうにも止まらない」精神作用が働いているような気がする。
ブログフレンドに対しても、自分では一生懸命、励まそうと書いているつもりでも、後で読み返すと、なんとなく辛辣な事を言ってるような書き方である事に気がつく。
相手にイヤな思いをさせるのなら、いっそ、言わなかったり、書かない方がマシなのに。

自分で言うのも変なのだが、基本的に私は優しい男だと思ってる。
例えば、このブログにしても、今は休日には小説を書いているので、本当は、ブログ記事も更新する時間が無いほどに時間が欲しいのだが、アクセス数が毎日増えているのを見ると、「せっかく覗きに来てくれている人がいるのだから、更新しなくては悪いな」と、思ってしまう。
あ、こんな恩着せがましい言い方も、皆さんを傷つけてしまうのかもしれないな。
ゴメンゴメン!ブログ記事を書くことは苦痛ではないのですよ。
基本的におしゃべりだから、でも、おしゃべりだけど、寡黙(かもく)でもある。

。。。ん?違うか?
寡黙だけど、調子が乗ると、おしゃべりになるのだ。

うん!こっちの方が正解だな。
毎日、二十人近くの人を乗せて走っているが、お客様も話し好きな方だと、私も調子に乗って、酒も入ってないのに、お客様が乗ってから降りるまで、おしゃべりのしっぱなし状態になる。
お客様が降りてから、乗務記録表に、「乗車地」「降車地」「降車時刻」「男女別人数」そして「乗車料金」を必ず書かなければならないのだが、おしゃべりし過ぎて、何処で乗せたか?記憶が無くなっていることが最近多くなってきた。
いくら記憶をたどっても、思い出せない。

やはり、なんだか、おかしいのかもしれない。

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2009年6月14日 (日)

顧客05

先週の雨の降る日でした。

中年の男性が手を上げられたので、停車しました。
私がドアを開けて、いつものように「いらっしゃいませ!」の言葉と共に乗車されるのを待っておりましたら、そのお客様は、透明の傘を
丸めると、すぐに乗車されずに、傘を右手に持つと雨粒を落とす為に、勢いよく上下に振ったのです。
それも、1,2,3,4、と、4回も!
そして、傘を先に足下に置くようにして、「お願いします!」と言って、入って来られました。
私は、この仕草だけでも、とてもマナーの良い方だと思い、感心しました。
彼は、タクシーのシートカバーを雨水で濡らさぬように気を使ってくれたのです。

以前、体験した事ですが、30歳ほどの奥様が幼児を抱っこして乗ろうとしたのですが、先に幼児を座席の所に降ろし、乗ってこられたのですが、目的地に着き、お客様が降りた後に、忘れ物など無いか?降車後に確認するのですが、その幼児は土足の靴を履いてたようで、小さな足跡がシートカバーの上に何個も付いていた事がありましたが、そんな事もありましたので、なんというマナーの良さ!と、思ってしまったのです。

行き先を告げられ出発したのでしたが、その道案内ぶりも理想的な感じでして、早すぎず遅すぎずでして、そろそろ、この先をどう行くか聞きたい頃になると、私が聞く前に的確に指示してくれます。
それはもう、感心するほどで、結果的には、とても運転しやすい走行となりました。

普通、お客様は道案内の素人ですから(笑)、早めに色々な交差点の名を言って、覚えきれないような案内の仕方をされたり、逆に、曲がる交差点の直前になって、「ここを右折してください」とか言われ、慌てることもありますが、この方の場合は、「もうしばらくしてから、この先で右折してもらいますから、右側の車線に入っていてください」などと、事前に車線まで指示してくれますので、安心して指示に従えたのです。

そして、しばらく、お話ししながら走行してましたら、彼が打ち明けたのです。
「実は、私もタクシードライバーなんですよ!」ってね!
な~んだあ!それじゃあ、行き先の指示も上手な訳だと思い、思わず笑ってしまいました。
ところが、お客様がタクシードライバーだと判ると、今度は妙な緊張感が出てきます。
つまりは、教習所の指導官が後ろに乗っているような気分です。
私の、タクシードライバーとしての力量を検査されているような感じになったのですが、しかし、このお客様というかタクシードライバーさんは、人間性も優れた人でしたので、とても紳士的で、いろいろ話してくれました。

客 「私は、○○タクシーの運転手なんだけど、飛鳥さんから来た人も、何人もいるよ!」
私 「へえ~。。。という事は、飛鳥よりも、○○さんの方が、待遇がいいって事なんですかね?」
客 「まあ、それは私には判らないけれどね。(笑)」

ちょっと、心の揺れ動く瞬間でしたけれど、私には2年間は飛鳥にいなければならない契約が交わされているので、それ以上は深く聞かなかったのですが、今のところ、人間関係では社内でイヤな人はいないし、飛鳥のタクシーは、お客様からも評判は良いので、このまま飛鳥にいようとは思っています。

そして、驚いた事に、その2日後、またタクシードライバーが乗ってきたのです。
行き先を告げられ、出発した後、いきなり、入社してどのくらいになるの?と聞かれたのです。
私が、今年の1月から乗ってますと言うと、彼は了解したように、
「いや、オレも実は飛鳥のドライバーなのよ!」と言うのです。
飛鳥交通も各所に営業所がありますので、「新横浜営業所ですか?」と聞くと、「そうだ」と答えられたので、私からしてみると、先輩ですから、そういう意味で同じ丁寧語でも、ちょっと精神的に違うものになりました。

彼は入社後7年ほどになるそうで、今は腰痛の為に治療している身なので、会社に対しては長期休養者として、欠席しているそうなのです。
その時も、治療の為に病院に行くので飛鳥のタクシーを待っていたのだそうでしたが、それから病院に行くまでの20分ほどの間、彼は、私へ「より良い、タクシードライバーとして、あるべき姿」みたいな講義をずうっとされてまして、普通、お客様との会話でも、私も適当に相づちを打つ為に話もするのですが、この時ばかりは機関銃のように話まくられまして(笑)、私も、「はあ」「そうですよね」「なるほど」「へえ~」などの言葉を入れるのが精一杯の事でした。

それでも、彼の言っている事は正論でして、私と意見を異にする事は一切無い理屈でしたから、とても勉強にはなりました。
彼は、その時、マスクをされてましたので、顔も覚えられませんので、降りられる時に、「お名前を聞かせていただけますか?」と名前を教えてもらいまして、帰社してから、配車表を見ましたら、確かに「長期欠席者」の所に、彼の名札がかかっておりました。
出社してきたら、改めて挨拶しなければならないのですが、顔が確認できなかったので、あちらから声をかけてくれればいいな!との思いです。

彼を乗せた時も、やはり、指導官を乗せたように運転する事に緊張しました。
彼は、「他社と客の取り合いをするような事は、するな!」という持論を展開してましたので、私も比較的丁寧な運転の仕方で走行したのですが、前述の方と、お二人からチップをいただきまして、タクシードライバーからチップをいただくなんて、なんだか妙な気分でした。(笑)
でも、私の会うタクシードライバーさんは、みなさんいい人ばかりなので、その日はとても嬉しくなりました。

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2009年6月 9日 (火)

顧客04

2009年 6月 9日 (火曜日)
本日、出庫して一番の出来事でしたが、私、完全にノックアウトされました。別な言葉で言い表しますと、「やられた!」とか、「敗けた!」という感じです。
今回は、「顧客04」とはなっておりますが、本当は、あるタクシードライバーに対しての思いなのです。

では、事の次第を、ご説明いたします。

以前、記事に書いた事ですが、私のタクシーが、「空車」の状態で脇道から片側一車線の本線へ合流しようとしていたのですが、なかなか入れてもらえない状態の時、ライバルでもある、本線側の「空車」タクシーの運転手さんが手招きして、前に入れと言うので入れてもらったら、なんと数十メートル先で手を上げられたお客様がいて、私の気持ちとしては道を譲ってくれたタクシーに乗ってもらいたかったのですが、どうすることもできず、仕方なく私のタクシーに乗車してもらい、後ろのタクシーには手を差し出して「申し訳ない」との合図を出したという事件があったのです。
本日の事件は、これの逆バージョンでもあるのですが、実は、そこには驚きの展開がありました。

出庫して10分後くらいの事です。
上述の場所を走行し始めておりました。
この場所、1キロメートルほどの部分は、毎朝、軽い自然渋滞状態になっているのですが、本日も同じように、のろのろと進んでおりました。
最初の信号場所で信号が青になり、ゆっくりと発進して走り始めたその先に、Kタクシーが脇の道から合流しようとしていたのです。

あ、Kタクシーと書くと、読者の中には、「KMタクシーの事だな?」と勘ぐる方がおられそうですので、漢字で書き直しますと、金○タクシーです。
いやいや、金○タクシーと書くと、下ネタ好きな方が誤解するといけませんから、文字と伏せ字を逆にします。
○港タクシーです。(これじゃ、まるっきり判っちゃう?(笑))

私も、車の流れが速ければ、他のタクシーを入れることはないのですが、たまたま私の前の車と私の車が、車2~3台分くらい空いてしまった為に、私はここで、無理矢理スピードを上げて合流させなくする事もできたのですが、それも精神的にイヤなものがあると思いまして、お客様を先に取られてしまう危険性が大きいのにも関わらず、合流させてあげる決心をして、手招きして「入っていいよ!」と、合図したのです。

さて、合流しようとしていたタクシーは、以前、私が味わった気持ちと同じように、「え?」という感じで、一瞬、私の方を見たのですが、とりあえず納得したように、「ありがとう!」という感じで手を上げて私の前に合流しました。
ここまでは、以前の私の時と全く同じ状態でした。
私も、当然、以前の事件の事が頭にありましたから、タクシー会社は、その時の会社ではありませんでしたが、間接的な「恩返し」みたいな気分でもあり、たとえ、この先で彼の方が先にお客様を乗せたとしても、決して逆上しないように、(笑)肝を据えていたのです。

ところが、300メートルほど進んだところで、前のタクシーは、左折のシグナルを出し、信号の無い脇道へと曲がって行きました。
これって、変なのです。
この脇道は、例えて言うなら、一本のヒモを垂らした時に、途中で小さな輪を作った状態でして、この脇道を曲がっても、ぐるっと後方200メートルほどの曲線を描いて、この本線へつながっているだけの道路なのです。
つまりは、私のタクシーの後方、200メートル以上後ろに下がってしまうだけなのです。

ん???。。。彼は、私に遠慮して後ろに回ったのかな?と、思いながら進行していたその時!
保育園児を抱っこした中年の男性が手を上げたのです。

タクシードライバーは、ある程度経験してきますと、歩道に立っている人の感じで、タクシーを待っているのか、道路を横切ろうとしているのかなどが判るようになります。
その時のお客様は、バス停から少し離れた所で、こちらを向いてましたので、私の前にいたタクシーは、「客だ!」と思い、私に悪いとの気持ちから、あえて横道に入ってしまったものと思われるのです。

あの、言い訳しておきますと、私が合流させてもらった時は、この場所よりも少し先でして、脇道はありませんでした。はい!(笑)

この時の私の気持ち!

「やられた!」って、感じでした。
「おまえは、オレのブログを読んでるんだろ?」と、一瞬思ったほどでした。
なんてったって、できすぎた話だからです。
他の会社のタクシーというのは、決して、敵(てき)では無いんですが、やはり、商売敵(しょうばいがたき)である事には違いないので、普段は、どうしても牽制し合うような感じで路上でバトルを繰り返しているわけですが、このような一面を見せられると、なんだか同胞という感じになってしまいますね。

でも、確かに少数かもしれないけれど、いるんですよ!やな奴が!
片側2~3車線で、お客様が居そうな場所で、強引に割り込んできて、お客様をさらって行くという奴がね!

いずれにしましても、本日は私の完敗でした。

あ、そうそう、乾杯と言えば本日は私の49回目の誕生日でした。
49回目で、干支は何なの?なんて聞かないでね!
計算するの大変なんだから!(笑)

この一年は、私にとって正に激動の一年となりました。
それでも、皆様の愛情に支えられて、なんとか乗り切って来られたような気もします。
まだまだ、これからの展開を思えば、心が落ち着かないものもありますが、逆に開き直ったところもありますので、今後も、頑張って生き抜いていくつもりです。
そう!萬屋千兵衛は、男でござりますから!

そりゃそうだろう!って?
いや、だから、そういう意味じゃなくてさあ。。。(爆)

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2009年6月 7日 (日)

丹後縮緬

丹後縮緬(たんごちりめん)=丹後ちりめんは、京都府の丹後地方で生産される高級絹織物のこと。

「ちりめん」とは「織り方」の事で、経糸(たていと)に、撚(よ)りの無い糸を使用し、緯糸(よこいと)に、強い撚りをかけた糸を交互に織り込んで生地にすることによって糸が収縮し、緯糸が戻って生地全面に細かい凹凸の「しぼ」ができる状態の布生地を言う。

この「しぼ」があることによって皺(しわ)がよりにくく、しなやかで風合いに優れた織物になり、また、「しぼ」の凹凸が光を乱反射して、染め上がりが深みのある色合いになる。
単に「ちりめん」と言うと、ポリエステルやレーヨンなど、化学繊維でも織られているが、「丹後ちりめん」と言った場合は、通常、丹後地方で織られた絹のちりめん織りのことを言う。

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ふとした時に鼻歌を口ずさむことが、どなたにもある事と思います。
私も、無意識に鼻歌を口ずさんでいる事があるのですが、それらの歌の中で、民謡が2曲あるのです。
ひとつは、「下津井節(しもついぶし)」。もうひとつは、「宮津節(みやづぶし)」です。
「下津井節」を覚えたのは中学生の時です。
正確に言えば、芸者衆に強制的に覚えさせられた民謡でした。

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私が小学生、中学生の頃は父が個人経営していた工事店の従業員の慰安を兼ねて、家族と共に、年に2回、伊豆温泉の清仲荘(きよなかそう)という同じ旅館に毎回行ってました。
夜食は従業員の為に芸者衆を数人入れての宴会となるのですが、中学生の私は余りにも可愛かった為に、いつも芸者衆の遊びの標的となり、お酒も飲まされ、ある時、したたかに酔った私は、芸者衆から「下津井節」の歌を習わされたのです。

それも、正調(せいちょう)ではなく、言いにくい事ですが、下ネタ系の歌詞のものです。
私は泥酔状態でしたので、翌朝、起きた時には二日酔いがひどく、前夜の記憶は真っ白に飛んでしまっていたのですが、翌日の従業員の話では相当盛り上がっていたようでして、大広間向かい側に座っていた両親や姉二人がいる前で、大声で芸者衆と何度も繰り返し、卑猥(ひわい)な歌を唄っていたそうです。
従業員や芸者衆には大いにウケて、酒席を盛り上げた立役者(たてやくしゃ)となったようでしたが、今、思えば、私の人生の恥部(ちぶ)となりました。(爆)

その時の情景の記憶は無いのですが、従業員の話が嘘では無い証拠に、困った事ではありますが。。。鼻歌で出てくる歌は、今も、正調では無い方の歌なのです。
「三つ子の魂、百まで」などと言いますが、やんややんやの笑い声と共に、何度も何度も歌わされていたそうですから、酒が入っていても学習効果ってあるんだな?と、変なところに感心しております。

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いえ、本日は、そんな事を打ち明ける記事ではなく(笑)、宮津節の方が、プロローグとなります。

宮津節は、もっと大人になってから知った歌でして、その歌詞の面白さと、曲も「さび」の部分で、まるっきり変わるのが面白く、とても気に入って覚えた歌でした。
宮津は天の橋立(あまのはしだて)で有名な京都府北部の城下町。
かつては北前船が往来する商業の要所であったそうで、その為に市が栄え、祇園(ぎおん)に匹敵するほどの数の芸者衆で賑わい、この歌も生まれたそうです。
この歌の歴史は古く、元禄時代から唄われていた歌と聞いておりますが、作詞作曲共に不明であり、著作権切れでもありますので、とりあえず、歌詞の一部と、さびの部分を記します。

「宮津節」   京都府民謡

(歌詞の一部)

二度と行くまい、丹後の宮津
縞の財布が、からになる
丹後の宮津で、ぴんと出した

天の橋立、日本一よ
文殊菩薩に、知恵の餅

行こか戻ろか、橋立なぎさ
いとし宮津の、灯が招く

(さびの部分)

丹後ちりめん 加賀の絹
仙台平やら 南部縞
陸奥(むつ)の米沢 糸、小倉
丹後の宮津で、ぴんと出した

この歌詞につきましては、作詞も不明であり、長年の年を経て、部分的に他種類の食い違いが生じています。
「からになる」が「だんぜんからになる」とか、「糸、小倉」が、「江戸小倉」となっているものもあります。その他も、色々に。。。
しかし、今回、私が面白いという部分を紹介したいのは、歌詞で言えば「二度と行くまい、丹後の宮津」という部分です。

「二度と行くまい」という表現は、「二度と行きたくない」という意味でして、通常使用される場合は、「すっかり、こりてしまった。あんなイヤな所はないから、もう二度と行きたくない」という否定的な意味で使われると思うのですが、この歌詞では、「宮津は、とても良い所で、景色も良いし、品物も日本各地の一級品が揃っているから、いくら予算があっても足りゃしない。だから、こんなにすごい所には二度と行きたくないものだ」という、普通の民謡の直接的に自慢する歌詞と違って、パラドックス的(逆説的)な表現をしているところが、とても面白いと感じたのです。
そして、前述しましたように、曲も「さび」の部分で、がらりと変化するのも見事です。
宮津節 歌詞」で検索していただきますと、歌を聴くことができますので、一度お聞きください。

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さて、前置きが長くなってしまいましたが(前置きかよ!(笑))、皆様もコメント欄でお馴染みになった「otyukunさん」の名前をご存じだと思いますが、彼は京都の染め物屋さんでして、先日、彼から新商品のモニターをして欲しい旨の依頼がありました。
私も、いつもコメントいただいている方でもありますし、商品自体にも興味が湧きましたので、快諾(かいだく)させていただきました。

その商品が、こちらの丹後ちりめん生地による、越中褌(えっちゅう、ふんどし)です。
長さが長い為に、途中で折り曲げて、上下の画像が同一画面内に映るようにしてあります。

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otyukunさんが、弟さんと一緒に「手描き友禅」など、色々な染め関係の仕事をされている、「京町家 染工房 遊」の作品です。
「遊」の染色技術は、ホームページをご覧頂ければ一目瞭然ですが、その技術力は見事としか言えません。
本来は、着物生地の染めを本業とされていたのでしょうが、HP上でも判るように、手ぬぐい、ハンカチ、トートバッグ等々、色々な生活用品にまで意欲的に染めの技術を生かし、日々挑戦しているようです。

さて、今回モニターさせていただきました「丹後ちりめん、越中褌」の評価をさせていただきます。
まず、寸法ですが、垂れの長さが92センチ、横幅は30センチです。
そして、結び紐の長さは141センチ、幅は2センチです。
身に着けた私の寸法は、身長173センチ、体重61キロ、腹囲80センチです。
まあ、自分で言うのもなんですが、標準的な、理想的な体格と言えると思います(笑)。

身に着けた結果、この標準的体格には、ちょうど、ぴったりした寸法でした。
otyukunは、垂れの長さが短くないか?と、気にされていたようでしたが、今は昔と違って、余り長いのは流行らないと思います。私の体格からの表現では膝上10センチほどの丈でして、結び紐は腰骨の上で結んだ状態です。
そして、この結び紐の幅が、2センチなのですが、これより細いと腹に食い込む感じになりそうですし、これ以上太いと結びにくいと思われ、ベストな幅の紐だと思いました。

本当は、身に着けた着姿をお見せするのが、「百聞は一見にしかず」なのでしょうが、最近の私、「恥ずかしい!」という感覚に目覚めました。
遅すぎ?(爆)
という事ですので、私の裸体はご想像にお任せして、言葉での評価とさせていただきますが、送られてきた作品を見た私は余りに美しい褌に驚きました。

「丹後ちりめん」というものを初めて見たような気がします。
本当は初めてではないのでしょうが、自分の身に着けるという意味では初めてでしたので、他人の着姿だけでは解らぬ感覚を知った思いです。

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まず、丹後ちりめん生地の感覚を見ていただく為に、光を当てて生地の地紋様(じもよう)をご覧いただきます。
実際には、漆黒に近い黒色なのですが、それですと地模様が見えませんので光を当てて灰色に見えてます。
ご覧のように、地模様には古典的な「さや形」に「桜の花」が散っている絵柄で、この生地自体がとても美しいものです。

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そして、象徴的にあしらわれている染め模様!
前の部分が、雷神の絵柄で、

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尻の方が風神の絵柄。
黒色の生地の上に、鮮やかに浮き上がっております。

越中褌は直接肌の上に触れるものですから、その感触も気になったのですが、木綿生地に比べても肌触りが良く、越中褌本来の構造的な涼しさにも勝る、丹後ちりめんのしぼによる爽やかな感触が心地よく、男性特有の袋形デリケートゾーンも蒸れることなく、盛夏においても快適に過ごせそうです。

私は昔、シルクのトランクスを履いていた事があるのですが、シルク特有の冷たさも無く、厳寒期においても、きっと冷たさを感じることなく使用できそうです。
越中褌は、今、見直されてきておりまして、昨年の夏においても、日本橋三越などでは多くのサラリーマンが購入しているというニュースを見た事があります。
しかし、正直な話が、市販されている越中褌は絵柄が派手な物が多く、また、ウケ狙いのような幼稚な絵柄も多い中、この「遊」の越中褌は、正統派的な品格を伴った高級褌として越中褌ファンには、諸手(もろて)を挙げて喜ばれるものと思われます。
この作品でしたら、贈答用としても、きっと良いと思いました。

余り、ほめすぎると、袖の下でも貰っているんじゃないか?と、疑われそうですが(笑)、以上が、私の正直な感想ですし、これらの評価は、そのまま、otyukunさんへも回答してあります。
ただ、私が知らない事として、設定価格がいくらになるのか?という事があります。
「遊」自体、まだ試作段階でしょうから、これから価格を設定するという事になると思いますが、これだけの高級素材と染めなどを加味しますと、市販されている木綿の越中褌よりは、ずうっと高価になることとは思いますが、越中褌自体の評価を上げる為にも、otyukunさんには、価格面でも頑張ってもらいたいと、最後に千兵衛からのお願いとしておきます。

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顧客03

一昨日の6月5日金曜日、朝一番のお客様のお話ですが、

水色のワンピースにポニーテールのお嬢さんが透明の傘をさしながら手を上げました。
全体的には清楚な感じの20代のお嬢さんなのですが、それでなくとも朝一のお客様には緊張感をもって臨んでいるのに加え、最近の体験から、「若い女性客恐怖症」になってしまった私は(笑)、ちょっと不安感を持って停車しました。

私 「いらっしゃいませ!。。。ドアを閉めてもよろしいでしょうか?」
客 「はい、大丈夫です。」
私 「どちらまで参りますか?」
客 「東神奈川駅へお願いします。」
私 「はい!東神奈川駅ですね?ありがとうございます!」

車を出発させると、数百メートル走ってから、コースの確認をします。
この場合は、2㎞ほど直進すれば目的地に着くので、コースの確認はしないのですが、東神奈川駅はタクシーの乗降場所が3カ所、離れて有りますので、通常は乗車場所から一番近い場所へ着けるのですが、お客様によっては、中央の場所のエレベーターがある乗り場へ指示される場合もありますので、その事で確認します。

私 「降りられる場所は、一番手前のロータリーの所でよろしいですか?」
客 「ええ、そこでお願いします。」

私は会社で7時の点呼を受けると、遅くも7時20分には出庫します。
営業エリアには、約10分ほどで到着し、そこから直径10㎞ほどの営業エリア内を巡回します。
直径10㎞と言いますと意外に狭い範囲と感じられるかもしれませんが、この範囲を直線的に走行するのではなく、四方八方へと網の目状に、しかも、時間帯によって場所を考えながら巡回して回るので、1日中巡回していても同じ場所を通るのは数回程度です。

そして、特に朝の出勤客はお客様自身が、「電車やバスでは時間が間に合わない」という為にタクシーに乗られるので、車内でも無駄口をきくような状況になく、私の方もできるだけ速くに目的地に到着する事に専念するのが普通ですから、お客様との会話も、必要最小限の感じです。
その一番忙しい時間が8時頃から9時過ぎまででして、9時30分頃には私も精神的にホッとして、その後は保育園や幼稚園へ向かう母子や、病院へ行く人達の時間帯になります。

毎日、同じ時間帯に同じような場所を流しているのに、ご乗車いただくお客様は、ほとんどが違う人で、不思議と言えば不思議なんですが、それだけ、お客様も多いという事と同時に、タクシーも多い為に毎日が初対面のお客様という事なのだろうと思います。
ワンピース姿の彼女も、この日が初対面のお客様でした。

このお客様の場合は、受け答えられる声も溌剌(はつらつ)としていて、何の問題も無いようでしたので、ひと安心しながら車の運転に専念しました。
ところが、数百メートルほど走ったところで、彼女から意外なクレームがついたのです。

客 「さっき、私の方が絶対に早くに手をあげたんです。だけど、飛鳥のタクシーが来て、隣にいた遅く手を上げた人を乗せて行ってしまったの。だから頭に来て、飛鳥タクシーが来ても、無視してやると思ってたんだけど、時間が無いから、乗っちゃったんですけど。。。」

私 「ああ、そうなんですか?それは申し訳ありませんでした!。。。あの~。。。その遅くに手を上げられた方って、お客様よりも右側にいらっしゃったのではないですか?」
客 「ええ、そうですけど。。。」
私 「あの、タクシー業務の規則の中で、乗車拒否という行為は厳しく罰せられる行為なんですが、複数のお客様が手を上げられた場合には、手の上げ方の順番よりも、一番タクシーに近い方を乗せないと、乗車拒否行為とみなされてしまうんです。
ですから、その時の飛鳥の運転手も、お客様の方が手を上げたのが早かったと分かっていながらも、仕方なく、手前の方をお乗せしたんだと思います。」

私は、できるだけ、お客様が理解しやすいように、ゆっくりと説明した。

客 「へ~、そうなんですか~???」
私 「そうなんです。
実は先週も妙蓮寺駅で人身事故がありまして、それも今時分の8時頃でしたから、10万人以上の通勤通学者が影響を受けた事があったんですが、電車が不通になった、その直後、私が六角橋交差点に行きかかると、2~30m先にタクシー待ちの3人の方が一斉に手を上げられて、私はハザードランプを点灯してスピードを緩めたんですが、そうしましたら、すぐ目の前のお婆ちゃんが急に手を上げられて、それこそ順番的には確実に4番目のお客様だったのですが、しかたなく、お婆ちゃんの前で車を止めました。

高齢者の方は、視力が落ちている方が多いので、すぐ近くにまで来ないと、タクシーと解らなくて、どうしても手を上げるのが遅くになってしまうんですね。
そして、お婆ちゃんと視線を合わせながらも、急ブレーキになってしまうので、お婆ちゃんの前を通り過ぎて3人のお客様の方へ行ってしまうと、お婆ちゃんの立場からは、乗車拒否されたという事になり、もし、お婆ちゃんが、「乗車拒否された」と、タクシー協会に連絡すると、飛鳥交通への厳しい警告と、私に対しては注意勧告と共に減点式の罰則が与えられてしまうんです。」

客 「へえ~。。。結構、難しいものがあるんですね!」
私 「そうなんですよ。ご理解いただけましたでしょうか?
とは言へ、お客様が「頭に来た気持ち」も、よく解ります。自分の方が先に手を上げているのに、他の人を乗せて行ったんでは、釈然としないものがありますものね?
あ、あの、その怒りを鎮める為にも(笑)、私の後ろにアメがありますので、よろしかったら、どうぞお召し上がりください。」
客 「え?あ、本当だ!じゃあ、遠慮無くいただきま~す!(笑)」

車は駅構内のロータリーに進入し、私はメーターのボタンを早めに「支払」「合計」と押し、ハザードランプを点灯させると、領収書印刷のボタンを押しながら、駅の階段上がり口近くに車を着け、ドアを開いた。

私 「お待たせしました!710円になります。」
客 「はい!ちょうどあると思います。領収書は要りません。」
私 「ありがとうございます!朝から不愉快な思いをさせてスミマセンでした。」
客 「いいえ!運転手さんが、いい人だったから、もう忘れました。
アメ!ご馳走様でした!」
私 「それは良かった!行ってらっしゃいませ!」

最後の二人の言葉は笑いながらの会話でして、私も内心ホッとしながらドアを閉めました。
朝の通勤客とおしゃべりするという事は、前述しましたように、そうは無い事なのですが、この場合は、お嬢さんが素直な気持ちを話してくれたので、最後はお互いに良い気持ちで別れる事ができました。
これが、お嬢さんも「頭に来た思い」を、腹に溜めておき、何も会話せずに駅で降りたなら、彼女自身も電車の中、強いては会社の中でも不愉快な思いを引きずっていたかもしれません。

いたずらに、おしゃべりすれば良いというものでもありませんが、お客様一人一人の雰囲気に合わせて、私はできるだけ会話をしてコミュニケーションを取ろうと努力しています。
目的地に到着するまでに会話が楽しく盛り上がりますと、運転していても楽しいですし、お客様が降車された後も気分が良いからです。

会話が楽しいと、結果的にチップをいただける確率も高くなるのですが、もちろん、私はチップ欲しさに会話するわけではありません。
たとえば、降車時に投げかけてくれるお客様のねぎらいの言葉や、謝礼の言葉だけでも、とても良い気分になるのです。

私の心を浮き浮きさせる、忘れられないお客様の言葉というのがあります。

よくタクシーを利用される中年男性の言葉。
「きょうは、久しぶりに良い気分でタクシーに乗せて貰ったよ!ありがとう!」
その他にも、数え切れないほど、優しい言葉をいただいてます。
「ありがとうございました。」
「きょうは、とっても楽しかったわ!」
「体に、気をつけてね?」
「きょうは、いいこと教わったよ。ありがとね!」
「また、乗せてくださいね?」
「もっと乗っていたいけど、また頼むよ!」

これらの言葉は、お客様が笑顔で私に投げかけてくれた言葉です。
私って、雑学趣味が多いので、どのような分野でも結構対応が利くのです。(笑)
お婆ちゃんが、「これから吟行(ぎんこう)に行くんです。」と言われたのですが、会話の上だけですから、「銀行」という言葉も浮かんだのですが、行き先と身なりから、「俳句ですね?季節の変わり目ですから、何か良い感動に巡り逢えるといいですね?」という返事から、横浜駅西口に到着するまでの間、俳句談義で盛り上がり、彼女が降りしなに出した言葉が、「きょうは、とっても楽しかったわ!」でした。

病気にも詳しいので(笑)、これから白内障の手術を受けに行くというご主人と付き添いの奥様を乗せた時も、ご主人が盛んに恐がっておられるので、私の白内障手術の体験談を話してあげて、「痛みも全然無いですし、手術時間も数分で終わってしまいますから、何の心配も要りません。手術後は驚くほど良く見えるようになりますよ!」というと、二人ともホッとされて、特に奥様からは、ご自身の不安感が消えたという意味で、とても感謝されました。
私も白内障の手術をしてから、すでに1年を過ぎてますが、今、思えばタクシードライバーになってから白内障が発症したのではなくて、本当に良かったと思います。

話がずれたついでに、チップのお話もしてみましょう。

チップというのは、あくまでもお客様の心意気でして、当たり前のことですが、基本的にはメーターに表示された金額だけを払えば良いのですが、私の場合、楽しくおしゃべりしたお客様からは、大きな確率でチップをいただくようになっております。
お客様が「とっておいて!」というのですから、それを拒む理由は無いのです。(笑)

私も、かつて乗る側だった頃には、乗る時から降りる時まで、お客の顔を1度も見ない運転手とか、行き先を言っても返事もしない運転手等々、不愉快な運転手が多く、目的地を告げる際にも、「○○まで、行って貰えますか?」などと、下手に出るような口調に慣れてしまったりで、釣り銭がわずかな時には、「釣りはいいです」と言ってしまいたい時も、不愉快な思いをさせられてチップをあげるのも癪だとの思いから(笑)しっかり、釣り銭を貰ったりしましたが、そういう思いを、お客様にさせない為にも、挨拶や礼儀を守り、できるだけ優しく話しかけるようにしているのです。

チップの出し方もさまざまです。
料金によって、チップの「あげ方」にも色々なやり方があるのですが、長くなりますので、今回は初乗り料金の710円で、お客様が降りられる時を想定して説明致します。

ちなみに、初乗り料金の時のチップの場合ですが、チップ無しで釣り銭を貰う場合、私みたいにタクシー乗車経験が少ない者は、1000円札を出して、290円の釣り銭を貰います。
100円玉が2枚。50円玉が1枚。10円玉が4枚の合計7枚の硬貨です。

これが、通勤や買い物帰りで時々タクシーに乗られる方は慣れてますから、釣り銭の硬貨を少なくする為に、1010円を出し、300円の釣り銭を貰います。
100円玉が3枚で済みますね。

そして、いよいよ、チップをあげたい気持ちにさせられたタクシー運転手の車に乗った場合ですが(笑)、

お婆ちゃんからいただく場合に多いケースですが、1000円札を出して、お客様は290円の釣り銭を受け取ります。
そして、受け取った290円の中から、50円玉ひとつを返して、「これチップね!」という方法です。
もちろん、50円ではなく、100円の場合も多いですし、おひとかた、20円のチップを差し出されたお婆ちゃんもおられましたが、私は、ちゃんと丁寧にお礼の言葉を述べました。

以前、ポンパが言っていた事ですが、タクシーに乗り慣れてないと、例えば980円の料金で、1000円札を出し、気持ち的には「お釣りの20円は要らない」と思っていても、20円ばかりをチップとして「お釣りは要りません」と言うのが、運転手さんに対して失礼かと思い、釣り銭を受け取っていたというのです。
これは考え過ぎでして、たとえ10円でも嬉しいものです。
タクシードライバーの考え方にもよるかもしれませんが、私は、たとえ10円でも、いただけるのは、「私への、ねぎらいの表れ」として、ありがたくいただくのです。
何度も言うように、イヤな運転手には、10円だって余計にあげたくないですものね?(笑)

その他には、1000円札を出して、お釣りを受け取る前に、お客様が「釣りは200円でいいよ!」という方法。90円がチップというわけです。
それから、1000円札を出して、「お釣りは結構です」という方法。290円まるまるチップです。
個人的には、これが一番好きかな?(爆)

さあ!710円料金の場合のチップ支払い方法は、これで終わりだとお思いでしょ?
ところが、まだ、あるんです。(笑)

1100円を出されて、「ありがとう。これは気持ちだから!」と言われた事も何度かあります。
1110円を出された方もおられましたが、これは普段は1010円で300円を釣り銭としていただいてる習慣が付いてる為に、それに100円上乗せして私にチップをあげようと思ったからなんでしょうね。私、なんでも良い方に考えますから!(爆)

そして、以前、記事の中でお話しした30代くらいのサラリーマンの場合。
これは本当に2度と無いケースですが、商談がうまくまとまり、余程嬉しかったのでしょう。
5000円札を出し、細かいのは要らないと言われたので、4000円のお釣りをお返しした後で、その4000円の中から1000円札を出し、「お茶でも飲んでください」と言った、日本一の、いい男!(笑)
乗車料金710円に対して、1290円のチップでした。(笑)

良い子は、大いにマネしてくださいね!(爆)

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